こちらは経済産業省が行う「キャッシュレス・消費者還元事業」にともなう「スクエア決済サービスでの還元実施店舗として登録する」方法を解説しています。
まずは知っておくこと
この「キャッシュレス・消費税還元事業」への「還元対象事業者(店舗)」には1店舗ごとに「ID」が発行されます。
このIDは国から割り当てられるIDなので、どの決済サービスを利用していても、あなたの1事業(店舗)ごとに1つだけとなります。(個人事業の場合)
例えば、「PAYPAY」と「スクエア」の二つの決済サービスで「(使えるお店としての)店舗登録」が済んでいたとします。
そこから「消費者還元事業の対象店舗に登録しよう」とした場合、すべてに共通して発行(割当て)・使用されるIDは1つに統一されます。
スクエアで「消費者還元事業の対象店舗に登録」した場合、PAYPAYでも申請する場合スクエアで「消費者還元事業の対象店舗に登録」が完了したときに発行されるIDを入力する必要があります。
このIDを持っていない状態で、同時に2つの決済サービス「消費者還元事業の対象店舗に登録」に申請することは避けましょう。
(IDが発行されれば、国(事業)への登録が完了しているので、他の決済サービスでの登録もスムーズかと思われます。)
もし、不安な場合は、もっとも利用頻度の高い(売上貢献度の高い)決済事業者で登録するのが無難かと思われます。
準備
まず大前提としての準備を説明します。
- 利用している(または導入する)決済サービスの提供事業者が「消費税還元登録事業者」であることを確認する。
- スクエアのサービスで「決済システム」を利用できるお店として「店舗登録」を済ませる( ※1)
- 対象店舗(事業者)との対象であることを確認する
(※1)「決済システム」を利用できるお店として「店舗登録」する手続きは、各決済サービスごとに必要となります。(PayPay、スクエア、PAYPAL、LINEpayなど)
各決済サービスへの個別の「店舗登録」をせずに手続きを進める方法は「経済産業省事業の"キャッシュレス・消費者還元事業のwebページ"をご覧ください。
ここで解説している内容は「中小・小規模事業者」の「STEP3」↓にあたります。
「出典元:https://cashless.go.jp/franchise/index.html」
スクエアで「登録申請」の手順
1.登録申請のページ&入口はどこ?
DMが来ている場合。
このようなDMが届くと思われます。(実際のモデル店舗では向こうから届きました。)
DMの中に案内の用紙(A4サイズが1枚)が入っています。
そこに詳しく書かれていますので、ご覧ください。
ここで要点として案内すると「参加申請はこちらから」(←案内に記載のあるページへジャンプします。)
DMが届いていない場合。
決済サービスの(利用できる店舗として)店舗登録が完了したばかりだと、すぐにはDMが届かない恐れがあります。
その場合はの入口をご案内します。
1.通常のスクエアサービスの管理画面にログインします。
ログインする場合で、いくつかの事業でスクエアを使っている場合、「消費税還元事業」に「店舗登録」したいアカウントで申請する必要があるはずですので、適したアカウントでログインしてください。
ログインしたら、左側にある「メニューアイコン」の一覧から「アカウントと設定」をクリックします。
「アカウントと設定」ページに移動したら、
移動すると、冒頭(緑枠)に「キャッシュレス・消費者還元事業に参加する」というボタンがありますので、クリックします。
ボタンを押すと、エントリーフォームに進みます。
項目を埋めて進みます。
項目はすべて埋めないと登録フォームを送信できない仕様になっています。(法人でない場合は「法人番号」は未記入でOK。)
埋め忘れや、仕様通りに入力しないとエラーが返って来ますのでご注意ください。
入力時につまづきやすい注意ポイント 「MM/DD/YYYY」という仕様で入力しないとエラーが返って来ます。。。 要約すると「月月/日日/年年年年」ということです。 例えば、2008年の3月21日に事業を設立したような場合は、このように 3月のような1桁の月数の場合や5日のような1桁の日付の場合も十の位に「0」が必要です。つまり「03月」です。 「YYYY(年年年年)」は「西暦」で入力する必要があるので、和暦はネットで調べて西暦に変換して準備しましょう。 郵便番号と電話番号は「- 」ハイフンは不要です。 例えば「0123-456-7890」の番号の場合は「01234567890」と入力。郵便番号も「123-4567」なら「1234567」でOKです。 もちろん、実際に「登録申請」する「実店舗」の電話番号と郵便番号(住所)を入力しましょう。 (※事業形態によって異なる恐れがありますので、お調べください。通常、店舗の情報で足りると思います。)1.会社・事業の設立日について
入力します。
2.郵便番号と電話番号
フォームを申請すると「参加お申し込みのを承りました。」という完了が出て来ます。
エントリー(参加申請)自体はここで完了です。
画像↓にあるように「コピー」できる「コード」が現れます。これはカードリーダー(通常¥7,980)が無料になるコードです。
カードリーダーを無料で手に入れる手順は、次の項目で解説していますので、必要に応じてご覧ください。
(今回のカードリーダーは、ICチップ内蔵カードなども読み込める上位機種のカードリーダーです。)
ここで、「参加申請」が完了したので、あとは完了の通知=ID番号の通知をしばらく待ちます。
ガイダンスによると「2〜3ヶ月かかるようです。」
このID通知がこないことには、他のサービスでの「参加事業者」に登録申請ができません。(国の施策なのでそういうルールになっています。)
ID通知が来てからのもようは、またお伝えします。
ひとまず、当初の手続きはここまでで完了です。
ついでに「カードリーダー」も無料で手に入れておきたい方は、次↓もご覧ください。
(ついでに) カードリーダーも無料で手に入れる。(キャンペーン適用)
この大きなキャッシュレス導入がすすむチャンス。
スクエアさんでは同時に「カードリーダーも無料」にして導入されやすくしようという感じのキャンペーンを行なっているようです。
通常¥7,980円の上位機種のカードリーダーが無料になるキャンペーンがあります。
参加申込完了の画面に出ていたコードはそのために必要なコードになります。
もしかすると、このタイミングでしか出てこないコードかなと思うので、ぜひ申し込んでおきましょう。
ちなみに、今回ボクはカードリーダーを充電したまま使える「専用ドッグ¥2,000」も注文しました。
基本仕様が充電式のワイヤレス機器で、動作にはマイクロUSBでの充電が必要になります。
手軽に充電するには「ドッグ」は便利です。(詳しくは"Squareショップの解説ページ"をご覧ください。)
送料もかからないので、良いんじゃないかな?って思ってます。(まだ、使用感は不明ですが。)
ゆくゆく対応するカードの幅も広がりそうです。
↑ここにも記載があるように、一般的な磁気式のカードリーダーは、また別の磁気専用リーダーが必要になります。(通常は「決済サービスを利用できるお店として登録」する時に、同時申し込みで¥0でもらえるはずです。※キャンペーンの状況次第となりますので、ご確認ください。)
購入手順 (キンペーン適用¥0)
まずはこの画面でクーポンコードをコピーしておきます。
コピーしたら「Squareショップに進む」です。
コピーボタンを押すとそのままコピーされるので、この後の「コード入力」でペーストすれば済みます。
(ただし、その後で別の作業などで違うテキストをコピーすると上書きされて消えてしまいます。心配ならメモを。)
ジャンプした次のページに「ドッグを追加しますか?」と聞かれます。
カードリーダーは「充電式」です。マイクロUSBでも充電できますが、設置したまま使い続けたい方や、置くだけで充電完了させたい方は同時購入がオススメな気がします。(ご自身でご判断ください。)
必要な人は「ドッグ」を追加するのボタンにチェックを入れて、「カートに追加」で次に進みます。
「カートに追加」を押すと「ショップページ」にジャンプするので「自分の注文(カートマーク)」をクリックします。
カートの中身が確認できる画面に移動します。もし、頼んでいないものが入っていたら、「数」を「0」にしておきましよう。
ここで、先ほどのクーポンコードを入力します。「クーポンコードを追加」をクリックします。
すると「クーポンコード」の入力画面がでてきますので、手入力か先ほどコピーしているので「右クリック」>「ペースト」で入力し「適用」をクリックします。
クーポンを正しく入力し適用すると、カートの明細が変わります。
通常¥7,980ですが、クーポンの「-¥7,980円」も適用されるので、¥0になります。
購入内容に間違いがなければ「お会計」ボタンを押して、決済へ。(決済は「カード決済」のみです。)
決済の前に「注文内容」と「送り先住所の確認」が表示されます。(画像省略。)問題なければ次の決済ページへすすみます。
決済はカード払いのみのようです。カード情報を入力して、決済しましょう。
決済が済むと「ご注文完了」の案内が表示されます。これで機器の¥0購入は完了です。
機器を買わなくても、本来の目的である「消費者還元事業者への参加申請の申込」を完了すれば目的は果たせています。
カードリーダーが必要かどうか?の判断基準 判断の基準は、リアル店舗や出先で対面でのカード決済が必要かどうか?です。 実際に私は、過去1年間でカードリーダーを使用したことは1度もありません。 「カードリーダーがなくても、メールで決済内容を送ってオンライン決済することは可能」だからです。 ¥0であれば入手しておいた方が間違いなく良いでしょうが、リアル対面でカード決済する必要性がない方には、あまり出番は無いかも知れません。
その他のキャッシュレス決済でも還元事業者になりたい方は必見!
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